kazurof weblog

技術ネタのメモを並べます

読書メモ「パブリックスピーカーの告白」

「パブリックスピーカーの告白」を読みました。 プレゼン発表をする人へのノウハウやガイドを提供する本です。 簡単に言うと小ネタの山といった印象です。

以下、超ざっくりとした概要を並べます。

1章

発表での細かいミスは気にしない。聴衆は細かいところまで気にしない。

2章

緊張を下げるためのいろんなアイデア。 人前で話すの怖いとか緊張するっていうのは自然なこと。

3章

私はそんなにたくさんお金稼いでいません。リスクもあります。発表準備もあります。だからいぢめないで。

4章

会場について。「会場をエネルギーで満たしたい。」 たとえ無駄でも聴衆のためのアクションは試みるだけでも有効。 聴衆にとって言ってほしいことを言う。聴衆が問題にすることを話す。

発表者と聴衆の関係。できるならよくしたい。限界もあるけれど。

5章

ちゃんと考えてスライドを準備しましょう。 「マイクを食べた」とは話す内容が発表者にとっても明確で無いと聴衆が気がつくこと。*1

良い準備をするために必要なこといくつか。 聴衆が求めているのは洞察。タイトルの付け方。内容練り上げ方。(こうすればマイクを食わずに住む)

アウトラインを押さえて論点を明確にしましょう。

6章

聴衆の注意を引くことについて。人間の注意は長く続かない。 聴衆を前にした時にするべきことと気をつけること。

7章

テレビでしゃべるということ。どんな偉い人でも小さな歯車扱い。 私達はいつも演技している。誰と会っていてもそれなりに演技している。プレゼンをすることが特別ではない。

テレビの場合聴衆は眼前に居ない。そこをなんとかするのは能力。なんとかするのはとても大変。めちゃくちゃ大変。プロンプターで自然にしゃべるのもまた大変。

8章

フィードバックについて。 有益なフィードバックはなかなかもらえない。ヘボいプレゼンでも儀礼的にやり過ごされる。 教える力を上げるために聴衆を楽しませるということ。本題から外れたとしても。

受講アンケートの良くないところと本当のフィードバックをもらうコツ。 聴衆の興味があることを言わなくてはならない。

フィードバックとして自分のプレゼンを撮影して見ること*2

9章

教えることについて。教えることはほとんど不可能。そもそも難しい。 1対1なら有効。3個の要点。

  1. 活発で面白いものとする。
  2. 生徒の興味を掻き立てる洞察を示す。
  3. 生徒の1と2の反応に対応する。

つまり、 1. 手を動かしてもらう。演習  2. 興味を持たせる。 3. フィードバックをもらって学ぶ。その場ででも改善する。

10章

段落毎小見出し付きの小ネタ集。散文のような形で多種多様なネタを流していく。まとまりや掴みどころはなさげ。

バックステージノート

実際的な小ネタを多数並べられている。話が具体的なのでとっつきやすい。

感想など

私のようなたまにプレゼンをやるようなエンジニアには内容は充実しすぎかも知れません。予備知識として持つには十分すぎるほどです。 *3

プレゼン発表を頻繁にする人にとっては有益で参考になる情報がたくさんあります。 プレゼンすることが専門・仕事みたいな人には良いと思います。ただ、余計な無駄話もそれなりに入っているのでその分は読みにくいかもしれません。 *4

私個人的にはプレゼンは演って面白いものと捉えています。観るものではなく演るものです。ネタと発表機会があったらどんどん演りたい。 プレゼンのプロであってもなくてもそういう人には副読本的におすすめできると思います。


パブリックスピーカーの告白 ―効果的な講演、プレゼンテーション、講義への心構えと話し方

パブリックスピーカーの告白 ―効果的な講演、プレゼンテーション、講義への心構えと話し方

*1:でいいと思う。多分

*2:これは福原も自分で思いついて実践してたぞ。えっへん。

*3:直接的な興味が続かなくて、読むのに半年ぐらいかかりました。積ん読をぎりぎり捌くことができたというか。(苦笑)

*4:おそらく著者は口頭での発表のつもりで本を書いてしまっているのかもしれません。著者の本業はおそらくしゃべることです。